「計測・認識・制御」機器の総合メーカーである同社。船舶港湾機器や油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器など、幅広い産業用機器に用いられる製品を設計・製造しています。1896年の創業以来、私たちの社会インフラを支えてきた老舗メーカーです。
東京計器様は、船舶港湾機器や建設機械の油空圧機器、航空機をはじめとした防衛・通信機器などの計測・認識・制御に関わるさまざまな製品を製造しています。社会基盤を支える重要な役割を担う製品は、年間100種類以上の基板が必要な一方、用途が限定された産業用機器という特性上、生産台数は決して多くはありません。そのため、複数のメーカーと個別交渉をしなくてはならなかったり、MOQを満たすことが難しかったりと、部材調達に課題を持たれていました。
抱えていた課題とタクミ商事の提案タクミ商事では、商談時に案件の背景についてヒアリングを重ねながら、納期や価格、数量など、1件ごとにニーズをすり合わせていきました。そして、伺った要望に応えるべく、国内のネットワークだけでなく、海外の調達ネットワーク(上海、香港、シンガポールなど)も幅広く活用。「必要な数だけ調達したい」「調達先をまとめたい」といった東京計器様の部材調達ニーズに柔軟に対応していきました。
今後の展開東京計器様の製品は代替不可能な部材も多いのが特徴です。コロナ禍の世界的な半導体不足によって製造が滞る企業が多い中、タクミ商事はグループ会社のアロマンと連携して、X線検査などの品質管理も行った上で部材を供給しました。お客様の課題に寄り添い続けた営業姿勢を評価いただき、2020年度にタクミ商事は、東京計器様の最優秀サプライヤー賞を受賞。今後もパートナーシップを強化し、社会を支えている同社の力になっていきます。