CASE STUDY事例紹介

2024.06.11

輸出手続き、外貨取引、現地での調達まで。海外での生産体制を強力にサポート。

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菊水電子工業 株式会社 様

各種電子計測器、産業用電源装置などの設計・製造・販売を行っている同社。「据え置き型直流電源」「耐電圧試験機」においては、国内トップシェアを誇ります。官公庁や大学、研究機関など、さまざまな部門で使用される製品を生産してきた、老舗電気機器メーカーです。

該当するお客様

  • 海外での生産体制を強化したいお客様

想定されるニーズ

  • 国内で部材を集約し、輸出する業務負荷を減らしたい
  • 現地でまかなえるものは現地で調達し、外貨取引手続きの手間や輸送コストを減らしたい

効果

  • 部材輸出に関わる煩雑な業務を一任できる
  • 現地調達することで現地通貨での取引や輸送コスト削減を実現できる
依頼の背景

海外協力工場への部材支給にかかっていた大きな負担

菊水電子工業様は、山梨県内の自社工場を主な生産工場としていましたが、2010年頃から海外の協力工場で生産する体制を強化していました。しかし、現地の工場へ部材を支給するにあたって、多岐に渡る部材の集約、それらの梱包、通関手続きなど、業務の負荷が増えるようになりました。また、主要な協力工場の中国との外貨取引には、費用や時間、複雑な手続きが伴います。そのような中で、納期を守り部材を支給することに大きな課題を感じられていました。

抱えていた課題とタクミ商事の提案

日中グループ連携により、効率的な部材調達体制を確立

当時の菊水電子工業のご担当者様が、上海にあるタクミ商事の現地法人が人民元での取引も可能な商社であることを知り、コンタクトしたことで取引が始まりました。まず、日本製部品の取り扱いが多い菊水電子工業様のために日本での購買代行と輸出業務から開始することに。取引が拡大するにつれて、菊水電子工業様の本社の購買作業が削減され、中国での現地設計も徐々に広がっていきました。この過程で、タクミ商事の上海現地法人は中国での部材調達にも協力するようになりました。

今後の展開

多様なソリューションを組み合わせ、ビジネスに伴走していく

菊水電子工業様が生産される計測機器や電源装置などの産業用機器は、官公庁や大学、研究機関などで使われます。民生品とは異なり、生産台数が少ない一方で高い精度が求められるのが特徴です。いかに 輸出業務の負荷を減らしつつ、MOQの課題を克服して、多岐に渡る部材を安定的に供給できるかが大きなテーマになっています。タクミ商事では、引き続き国内外のネットワークや在庫活用などのソリューションを組み合わせながら、菊水電子工業様のビジネス拡大に伴走してまいります。

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