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SPECIAL CONTENTSタクミの小さな挑戦

タクミの小さな挑戦 04

タクミレコード新曲「陽はまた昇る」をリリース、中澤卓也さんの”二刀流”を応援

PROFILE

中澤卓也さん

プロ歌手。1995年10月3日生まれ。新潟県長岡市出身。幼い頃からモータースポーツが好きで、プロ・レーサーを目指しましたが、資金難により断念します。そんな中澤さんに希望を与えたのが生来の美声と歌の才能でした。レコード会社のスカウトを受けて2017年にデビューすると、たちまち若手のホープに。2022年にはタクミレコードからニュー・シングルをリリース。新たなフィールドで夢を追っています。第59回日本レコード大賞新人賞など受賞。

将来の目標を失っていた時にNHKのど自慢に出場して

椋 忠治郎

昨年9月にリリースされた「陽はまた昇る」がオリコン週間ランキングで最高位13位という立派な成績を記録しましたね。

中澤 卓也

ありがとうございます。タクミレコードという新しい環境から発売する最初のシングルで、自分自身で作詞したものでもありましたから、どんな風に受け止めていただけるか不安なところもあったんですが、まずはホッとしたというのが正直な気持ちです。

椋 健治郎

やはり子供の頃から歌がお上手だったんでしょうか?

中澤 卓也

上手かどうかは別として歌が好きだったのは確かです。小さい時から親戚が集まるとその前で歌っていましたから。それと幼い頃から耳は良かったようで、遠くから救急車が走ってくる音に家族の中でいち早く気付いたりしていたようです。

椋 健治郎

才能に恵まれていたんですね。たしかNHKのど自慢に出場したことがきっかけとなってデビューされたんでしたよね。

中澤 卓也

歌も好きでしたけど、僕は歌手よりもカー・レーサーになりたくて、高校の途中までそのための訓練を重ねていたんです。でも、資金的な問題で続けることができなくなって、将来の目標を失っていた時に、ちょうど地元の長岡でのど自慢が開かれることになって、祖母が出てみたらって勧めてくれたんです。

椋 忠治郎

出場してみたら合格しただけでなくチャンピオンに選ばれてしまうんですから大したものですよ。しかも特に練習していなかったんでしょう?

中澤 卓也

まさかそこで歌手デビューへの道が開けるなんて考えてもいませんでしたから…。

ジャンルの垣根を越えて沢山の方々に歌を届けていきたい

椋 忠治郎

デビューに向けては田尾将実先生(作曲家)のレッスンを受けられたんですね。

中澤 卓也

はい、先生には何よりもピッチ(音程)が大事だと教えていただいて、自分でも強く意識するようになりました。先生には上京して最初の7畳くらいの部屋にいる頃に電子ピアノをいただいて、ベッドと荷物であまりスペースのないところに先生と二人でなんとか運び込んで、毎日鍵盤を叩いてはヘッドホンで音を聴きながら、ドレミの音を覚え込むような練習を繰り返してきました。基礎の部分は地味なので手を抜いてしまいがちですが、そういうところこそが大事だと学ばせていただいてきましたから、今でも音程は大事にしています。

椋 健治郎

歌謡界には注目されている若手たちがいて、中澤さんもその一人で”演歌第七世代”と呼ばれてるそうですよ。

椋 忠治郎

私の世代には私も含めて、昭和に流行った演歌を歌い継いでいってほしいと思っている歌謡ファンが多いと思いますが、近年は国内外で歌謡曲が人気を集めていることもあって幅広いレパートリーをこなせることが求められているようですね。

中澤 卓也

そうですね、僕の中にはもともと演歌的な要素はなかったと思うんですが、田尾先生に教えていただいて、今はその魅力についても自分なりに感じられるようになりましたから、演歌も歌謡曲もJ-POPも中澤卓也らしく歌って、ジャンルの垣根を越えて沢山の方々に届けていきたいと思っています。

椋 忠治郎

確かに歌には国境もないし、ジャンルの壁もないはずですからね。まだ27歳。これからどんな風に中澤さんならではの歌の世界を拡げていってくれるのか楽しみにしていますよ。

歌手としてもレーサーとしてもトップを走ることを目標に

椋 健治郎

そして今、中澤さんは歌謡界の壁を越えて再びモータースポーツの世界へ乗り出そうとしていらっしゃるとか。

中澤 卓也

一度は諦めた夢でしたが、ありがたいことにもう一度チャレンジできる環境やスタッフに恵まれたものですから、是非ともこの機会を活かしたいと思っています。

椋 忠治郎

アメリカ大リーグの大谷翔平選手が、投手・打者の両方で活躍して“二刀流”という言葉を流行らせましたが、中澤さんが実現しようとしている二刀流は、活動の分野が全く違っていて誰も想像したことがなかったと思います。夢が叶ったらと想像するとワクワクしますね。

中澤 卓也

簡単に叶えられる夢ではないと覚悟はしていますが、簡単ではないからこそ実現してみせたいという気持ちがありますし、まだ誰もやったことがないことだからこそ自分が実現したいと思います。ただ、自分からすると歌手とレーサーは全く別物のように思われるでしょうけれど、通じる部分が少なくないんです。

椋 健治郎

これは興味深いですね。

中澤 卓也

レースでは慎重さや冷静な判断力を欠いたら命の危機に直面することになりますから、常に適度な緊張感を持っていることが大事で、さらに、それに呑み込まれてはいけないんですね。そうして、スタートしてからゴールするまで事前に想い描いた通りに走り切ることを目指すわけですが、歌手としてコンサートやリサイタルを行う時にも同じようなことが求められていると思うんです。

椋 健治郎

レースとコンサートが同じ?

中澤 卓也

そうです。レースでミスをしたら命取りですし、勝利は掴めません。僕はステージに立つ時にもそれと同じ感覚で、最高のコンサートやリサイタルをお届けしようという気持ちで臨んでいるつもりです。

椋 忠治郎

見事なプロ意識ですね。

中澤 卓也

簡単に就ける職業ではないし、追える夢でもないと思うんですが、ありがたいことにこうして歌の仕事を続けられて、レーサーになる夢も叶えられそうな状況にあります。僕はもともと安定の中で淡々とした日常を送るのは苦手で、常に刺激を求めながらチャレンジしていきたいタイプなんです。今、自分がしたい生活ができる環境に恵まれていますので、これを大事にしながら、歌手としてもレーサーとしてもトップを走ることを目標に、一度しかない人生を悔いのないように生きていきたいと思っています。

アルバム発売、3形態でのコンサートツアー、そしてレース界にも挑戦

椋 健治郎

今年は大変精力的な活動を予定されていると聞いていますので、ますますのご活躍を楽しみにしています。

中澤 卓也

4月には全曲で作詞作曲に関わったタクミレコードからの初のアルバムをリリースします。そして5月からのコンサートは「バンド」のメンバーとお送りするもの、「演歌・歌謡曲」をお届けするもの、「弾き語り」、でお聴きいただくものと3つの形態でコンサートを開きます。こうしたこともこれまでで初めての試みですから、それぞれを無事に成功させるためにも今まで以上にしっかりと音楽を勉強しながら、感性や表現力を高めていきたいと思っています。そして同時にレースの世界にも本格的に挑戦していく予定です。

椋 健治郎

中澤さんの中に意欲が溢れているのを感じますね。引き続き応援していきます。是非、夢の実現に向けて活動を充実させていってください。

椋 忠治郎

私たちもまだまだ理想を追い掛けていきますので、一緒に成長していきましょう。

中澤 卓也

はい、頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いいたします!

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