実装現場のICパッケージの防湿管理に、超低湿度DRYBOXが最適と考え、長年にわたって、超低湿度DRYBOXと、その管理システムの研究開発を進めてまいりました。その結果、デジタル湿度計を装備し、DRYBOXを製品化し、McDRYと言う商品名で販売を開始しました。国内実装現場においては、大半の大手電機メーカーにMcDRYを納入し、現在も、このDRYBOX方式でICパッケージを管理して頂いています。
McDRY 全自動式超低湿ドライボックス
McDRYは、ICパッケージやプリント基板を湿気から守る保管庫です。この製品は、5%RH以下の湿度でMSL部品を保管し、パッケージクラックを防ぎます。
特長
1. 超低湿度維持: 1%RHを維持し、停電時でも低湿度を保持
2. 長寿命設計: 静かで耐久性が高く、10年以上の連続運転が可能
3. 湿度表示: 大きな表示パネルと電池駆動の湿度計で、停電時でも確認可能
4. 湿度計の校正: 年1回の校正を推奨、校正と証明書の発行可能
吸湿・脱湿例
・試料: LED 3025 チップLED (3.0mm×2.5mmx t1.3mm) フロワーライフ 168時間
・前処理 : +60°Cで48時間のベーキング処理
測定条件
①温度30°C、湿度60%RHの環境下にチップLEDを連続168時間放置。
②温度30°C、湿度60%RHの環境下に11時間放置後、湿度3%RHのドライボックスに13時間保管。この動作を、月曜日~金曜日まで5回繰り返し、その後、湿度3%RHのドライボックスに61時間保管。
③ベーキング処理後、湿度3%RHのドライボックスに保管。(防湿包装開封後のチップLEDをそのままドライボックスに保管した状態と同等)